ステージの為のウォーキング講師

とある専門学校のショーがあるとの事で

ウォーキングとポージングの依頼がありました。

若い学生の子達です。

４０人ぐらいなのかな？

本番前のリハで、ある程度歩かなくてはいけない。

いきなり素人が歩くのでレクチャーがほしいと…

頼まれたのですが…笑

そんな私は１８歳でレオタードを着て

（彼らと同じぐらいなのかな？）

毎週レッスンを繰り返して何時間？

何日？歩いてきただろう？

自宅でもこっそり練習したり

ビデオを見て自主練…笑

そんな過去を思い出します。

人前で練習するのも恥ずかしくて

本番なんて何度、「自分は向いていない。苦手」と

思いながら仕事をしていた記憶が蘇ります。笑

背が高いのでそんな仕事が多く

撮影のほうが楽しいからと後半はわがままで

「ショーはしません」と、撮影ばかりでした。笑

（撮影は楽しい空間なのです）

そんな中、自分の子供が中学まで

その世界を続けていました。

娘がモデルの世界に入りたいと言い出して

私はその世界から足を洗うことに…笑

（メンタル、心理に移行です）

当然のように、娘達の事務所はレッスンもありますが

お母さんが長くやっていたので

「お母さんに教えてもらって！」になる。

廊下やバルコニーでウォーキングを教えたり

ポージングを教えた記憶があります。

それでも数回である。笑

そして時は流れて今回

娘より若い子に、

より即興で教える事になるのです。

実は、歩き方も研究していた時期があり

細かなことを言い出すとキリがないけど

それなりに見える足の出し方があるのです。笑

それを、練習のタイミングで伝えると

すんなり理解して身につける子もいて

やる気と柔軟性がある子達なのを感じ知りました。

飲み込みが早いです。

外見をよく見せる世界から

私は内面のメンタル探求をしているので

子どもたちの表情で気持ちも伝わります。

緊張からのごまかしている姿や

努力してきた結果の姿や戸惑いや不安

自信に満ち溢れている姿やリーダーの子や

時には反抗的にも見える

やる気なさを演じている子もいたりして

でも可愛いく見える。

しかし誰もが若い青春の１シーンで

どんな姿も一生懸命に生きてると言うか

表現してると言うか可愛く思えるのは、

オバァちゃん目線なのかしらね。笑

あれこれ言われてイラッとしたり

あれこれ注意されて

わけが解らなくなる事があるからこそ

（私がそんな子）

ついついおとなし目のレクチャーだったかな？

私の体験では（時代）

ここで踊って！とか、ここは右ターン！

上手から下手にはけるからとか

ここはジャンプ！とか

とにかく細かな指示がある演出家にあたると大変なのです。

結局、何着も何度も出番があると

ぐちやグチャになって本番はあちこちで間違えたりしています。

（ステージあるある）笑

とにかく見てるのは簡単ですが、

ステージの上や裏では戦場に近い醜いものがある。笑

（裏でいじめや嫌がらせの噂は絶えない時代でした）

それでも、あのステージ上での

空気感や緊張感を超えるものはない。

緊張感からの優越感は最高の快感である。

きっと今回も「緊張と快感」の気持ちを味わう子供達もいて

「自分は向いていない、苦手」と思う子もいていいと思う。

早めに経験体験をして

自分を知っていくものなのだろうと…笑

気がつけばまたまた

私はウォーキングを教えている自分に笑えますが

内面も見えるので

強くは言えないだけではなく奥深い観察をしていました。

時代と共に伝え方、教え方

言葉のかけ方も考えさせられますね。

パワハラやセクハラ

モラルハラスメントが話題になる時代でもあるので

難しいですが、ある意味羨ましくも感じたりもしました。

私自身が、またまたいい経験を

させていただいたような気がします。

リハの１日は９時間はあっという間に過ぎるのでした。

どんな大人と関わるか？って

大切なことでもあるので

接し方って難しいと

教育者は現在思うのではないだろうか？

子供達を思えば思うほど…。

そんなことも思いながら１日は終わるのでした。

明日は本番、通しリハです。

甘い差し入れで子供達が

少しでもホッとできたらいいなと思うのでした。

私も散々、差し入れを頂いてきた人間なので

ここで恩返しかな？笑